awsにおけるregionとは、世界中にあるデータセンターのことです。
regionに関連するavailability zone、edge locationについても図解を用いてregionをわかりやすく解説していきます。
主にソリューション アーキテクト向けで勉強した内容をまとめています。
regionとは#
簡単にまとめると以下のような感じです。
- 複数のregionでサービスを展開することで1つのregionが災害等にあってももう一方のregionでサービスを継続できる
- 複数のregionでサービスを運用することによりDR対策(Disaster Recovery対策)やBCP対策(Business Continuity Plan)にもなる
regionの特徴#
regionの特徴は次の通りです。
・パフォーマンスにも関わるため最適なサービスを提供できるregionを選択する必要がある
・regionによって AWSが負担するコスト(土地代、電気代等)が異なるため、コストを確認する必要がある。
・region間で提供されるサービスが異なるので、使いたいサービスがregionで利用可能かどうか事前に確認が必要
※us-east-1:virginiaは一番最初のregionであり、コストも一番安価
AZ(Availability Zone)とは#
- 各AZは独立しているが、AZ間は専用線で繋がっており低レイテンシなネットワークパフォーマンスが保証されている
- 1つのregionは複数のAZが存在する(通常は1regionにつき3AZ)
- AZはregionコードと識別子によって区別される(例:ap-northeast-1)
edge locationとは#
edge locationとは、AWSが運営する コンテンツ提供する用のデータセンターです。
これらはCDNサービスであるAWS Cloudfrontのコンテンツキャッシュサーバとして全世界180拠点以上データセンターが存在します。
Cloudfrontとは#
ユーザに高速にコンテンツを届けるためのCDN(Content Delivery Network)サービスです。
Cloudfrontを利用することで、ユーザはEdge Locationを経由してコンテンツにアクセスできるようになります。
edge locationの特徴#
- ユーザが特定のコンテンツにCloudfront経由でアクセスする
- その際にedge locationを経由し、以下処理が別れる。
2a. ユーザがアクセスしたコンテンツがすでにedge location上にキャッシュされている場合、そのキャッシュデータを返却する
2b.キャッシュデータがない場合には、コンテンツ格納先にアクセスしデータを取得する - コンテンツ提供元からedge locationへデータが渡されたら、そのデータをキャッシュする
- 取得したデータをユーザへ返却する
※ 2回目以降同じデータを取得する時にはedge locationからデータを取得するため、1回目アクセス時と比較すると高速である。