プログラミングを勉強し始めてIT資格を取ろうか悩んでいる方向け。
プログラミング未経験の方が資格勉強をされることは僕の経験上おすすめしません。
なぜ資格の勉強がプログラミング学習において、エンジニアの就活においてNGかこの記事で解説します。
目次
この記事は以下のような方を対象者としています。
- プログラミング学習初学者の方
- 将来的にWeb系エンジニアとして就職を考えている方
- プログラミング学習のために資格取得を考えている方
前置き : エンジニアの就活で重要視されるのは資格ではなく実務経験です
僕はSESと呼ばれる派遣型のエンジニア、および自社開発系のエンジニア両方を経験してきました。
IT未経験の方が開発者(実際にコードを書く人)として開発現場で採用されるためには実務経験が全てです。
採用側からすればIT未経験の開発能力が無い人を雇うことは負債(将来の投資)でしか無いので、なるべく開発経験が豊かな人を採用したいと考えています。
たとえIT資格があったとしても、企業側が求めるスキルセットに見合わなければ当然採用される訳がありません。
とは言うものの、日本の開発現場は深刻なエンジニア不足なため多くの企業の内情は「速習能力の高い方であれば未経験でも開発者として採用を検討する」といったところかなと僕は思います。
結論、IT資格を勉強するのに時間を使うくらいであれば間違いなくポートフォリオ作成に時間を使う方が有益です。
プログラミング勉強目的でIT資格の勉強はNG
プログラミング未経験の方が取っ掛かりとしてIT資格を勉強をされる方をお見かけします。
僕自身も初めはIT資格の参考書を買って資格勉強をする方法を取っていました。
しかし、IT資格の勉強はプログラミング学習という目的を果たす上で非常に効率が悪く役立つ保証がほぼない為、おすすめしません。
なぜ効率が悪く役立つ保証がないのか、順番に解説します。
資格がエンジニアに不要な理由その1.実務経験が資格より圧倒的に強い
Web系エンジニアの募集要項を確認すると●●経験が3年以上等経験を重要視する内容が多いです。
特定のIT資格を必須とするという募集はSler系のお堅いシステム等を除きほとんどないと思います。
資格が逆に役立つケースは経験が全く同じエンジニアが同時に募集があった時くらいのプラスαにしかならないです。
資格がエンジニアに不要な理由その2.IT資格は費用対効果が薄い
IT資格を勉強する場合、下記費用が必要になるかと思います。
- 参考書やオンラインサービス(約2,000円程度)
- 受験費用(約5,000円 ~ 15,000円程度)
割と高額な上に、もし失敗して再受験となるとさらにコストが嵩みます。
また上記「資格が不要な理由その1」でも記載した通りITエンジニアは実務経験の方が重要視される傾向にあります。
その為苦労して勉強し資格を取ったとしても、結果として無駄な出費になる可能性が高いです。
あくまで資格とは経験と実績も伴って評価されるものであり、資格単体では効果が薄いのです。
資格がエンジニアに不要な理由その3.技術の流行り廃りが早い
プログラミング言語は現在累計200種類以上存在すると言われています。
常にパフォーマンス向上やユーザビリティが高い言語が生み出されています。
文字通り古い言語はどんどん新しい言語に置き換えられる為、エンジニアとして生き残るためには常に最新の技術にキャッチアップすることが大切です。
そのため、一つの言語や技術に特化して資格の勉強をするのはあまり得策とは言えません。
なぜなら、必死に勉強して取得した資格の技術が廃れてしまえばその価値はどんどん薄まるからです。
IT業界未経験が最短でエンジニアになるために ~目標とスケジュールを立てよう~
もし自分が未経験エンジニアの状態であれば、下記手順にしたがって学習計画を立ててみてください。
- YouTubeやオンライン教材(udemy)で独学で勉強する (1ヶ月 ~ 2ヶ月)
- 入りたいWeb系かつ自社開発系企業の調査、募集スキルセットの調査 (2日)
- 募集スキルセットに応じた自分のオリジナルのアプリorWebサービスの開発 (3ヶ月)
- 自分のポートフォリオ(成果物)で就職活動を行う(1ヶ月)
ざっくり見積もりだと、半年ほどあれば全くのIT未経験の方でもエンジニアになれるのではないでしょうか。
このように、プログラミングを勉強する上で大切なのは目標とスケジューリングです。
IT業界未経験が最短でエンジニアになるために ~なぜ目標とスケジューリングが大事なのか~
理由は実際の開発現場でも常に目標とスケジュールを気にしないといけないからです。
また、目標とスケジュール無しにプログラミング学習するのは危険なのでしてはいけません。
なぜなら成果物の作成ベースだといつまでたっても作ったものを公開できず、結果として挫折しやすくなってしまうからです。
もし目標とスケジュールがあれば、「この日までに公開しなければいけないから、この機能は公開後にアップデートとして公開しよう」といったように調整ができるからです。
IT業界未経験が最短でエンジニアになるために ~危険な情報選択をしない~
IT業界は情報の取捨選択が全てです。
間違った情報を信じていると、簡単に1度しかない人生を無駄にしてしまう魔の業界でもあります。
その上ネットにも書籍でも膨大な量の情報があります。
大事なのは、情報を鵜呑みにしないことです。
自分で調べて、自分で疑問を持って、自分なりの意見を持つようにすることで間違った情報も武器にすることができます。
特にプログラミング初学者の方は、数多くの選択で惑わされることが多いと思います。
一番いいのはエンジニアの知り合いに話を聞くことです。
IT業界の裏も表も知っている人の情報が、一番信頼できると思います。
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
僕のブログサイト「kzy.tech〜日本脱出のための教科書〜」がどのようなサービスで作られているかが気になる方は以下別記事にてご説明していますので、ご覧いただけますと小躍りして喜びます💃
また、海外移住の 英語とプログラミングを習得することを推奨しています。
これは私の経験則から言えることですが、上記二つのスキルがあれば海外移住は絶対に実現できます。
以下に僕が実際に使って効率よくプログラミング学習ができるおすすめサービスを載せます😌
速習!おすすめプログラミング勉強法【udemy】
いくつかプログラミング学習サービスを利用しましたが、一番効率よく勉強できると感じたのはudemyでした。
udemyでは動画での説明や解説等もあり親切で、学習教材も豊富にあることから プログラミング初学者の方が短期間でエンジニアを目指したいのであれば、非常に良い教材だと思います。
ちなみに私は文系卒で社会人になってから独学でudemyを使ってプログラミングの勉強をして、実際にエンジニアとして採用されました
udemyのコースは1つ1,000円ほどなので、itの参考本を一冊(3,000円)を買うよりもudemyのコースを購入する方が安い上により効率的にプログラミングを勉強できると思います。
世界最大級のオンライン学習サイトudemy
また、別記事にてダナンでの生活やit関連についても記事を書いていますのでクリックいただけると嬉しくて踊ります💃