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【M1チップ】flutter開発にてエミュレータが起動しない時の解決法【Visual Studio/Android Studio】
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【M1チップ】flutter開発にてエミュレータが起動しない時の解決法【Visual Studio/Android Studio】

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KZY
著者
KZY
ベトナム在住8年目。モバイルアプリ開発や英語学習、ベトナム語学習についてブログで発信しています。

Macbook 2020(M1チップ)にてエミュレータが起動しないエラーの解決方法を説明します。

一体何が原因で起きたのか、今後の備忘録として本記事を投稿します。

Android Studio, Visual Studio(flutter用)で動作確認済みです。


この記事は以下のような方を対象者としています。
  • Macbook2020にてエミュレータが起動しないエラーが起きた方
  • Your CPU does not support VT-xというエラーが表示される方
  • Unfortunately,your computer does not support hardware accelerated virtualizationというエラーが表示される方

m1チップでエミュレータが起動しない:症状説明
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添付画像の通り、Android Studioでエミュレータを起動しようとしたところこのようなエラーに遭遇しました。

Error : Unfortunately,your computer does not support hardware accelerated virtualization

原因はAppleのM1チップが従来の仮想端末技術に対応していないためです。

そのため、IDEの再インストールやMacの再起動等で解決することはできません。

解決するためにはM1チップ用の仮想端末ソフトをインストールする必要があります。

m1チップでエミュレータが起動しない:Android Studioでの問題解消手順
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それでは順番に本現象の解決方法を解説していきます。

まずはAndroid Studioでエミュレータを使えるようにします。

その後にflutter用Visual Studioにてエミュレータを起動できるよう説明します。

まずはこちらのGithubから.dmgファイルをダウンロードしMacにインストールして下さい。

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ダウンロードしたらアプリケーションフォルダにアプリを移動します。

このアプリはApp Storeを経由せずにダウンロードしたため、ダブルクリックで起動することはできません。

起動するためにはセキュリティ&プライバシーにてAndroid Emulatorのアプリを開くことを許可する必要があります。

そのためまずはシステム環境設定→セキュリティ&プライバシーに進みます。

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そして、先ほどダウンロードしたAndroid Emulatorを開くことを添付画像の通り許可して下さい。

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そうすると、下記画像のようにAndroid Emulatorが起動できるようになります。

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Android Studioでも正常にビルド&ランできるか確認しましょう。

Android Studioを起動しAVD(仮想端末マネージャ)を確認すると、Virtual Deviceという項目が追加されています。

その状態でなんでも良いのでアプリを実行してみましょう。

すると、通常通りエミュレータが動作していることが確認できます。

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これでAndroid Studioでのエミュレータ問題は解消されました。

m1チップでエミュレータが起動しない:Visual Studio (Flutter用) での問題解消手順
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続いてflutterアプリ開発でも使えるようにVisual Studioにてエミュレータを起動できるようにします。

※Android Emulatorが上記手順にて起動できるようになっていることが前提です。

まずは下記コマンドでmacにjdkがインストールされているかどうか確認して下さい。

ls -la /Library/Java/JavaVirtualMachines/

こちらのコマンドを実行して何も出力されなかった場合、jdk(Java Development Kit)が未インストールということになります。

そのため、まずはこちらの公式サイトからMac OS Installerを選択しjdkファイルをダウンロードして下さい。

※macOS Compressed Archiveのインストールは不要です。

ダウンロード後、再度下記コマンドを実施しご自身のMacにjdkがインストールされていることを確認して下さい。

ls -la /Library/Java/JavaVirtualMachines/

出力結果:jdk-15.0.2.jdk

続いて、.zshrc(zshの設定ファイル)にjdkのファイルパスを記述しVisual Studioがjdkを読み込めるようにします。

export JAVA_HOME=/Library/Java/JavaVirtualMachines/ダウンロードしたjdkファイル/Contents/Home
例:export JAVA_HOME=/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-15.0.2.jdk/Contents/Home

これで後はVisual Studioを再起動し実行すると下記画像のようにエミュレータが実行できることが確認できます。

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