アプリの個人開発を始めたいけど何からしたら良いのか分からない人向け。

アプリ作りを途中で挫折しない方法を私自身の経験から本記事にて解説します。

この記事は以下のような方を対象者としています。

本記事の対象者

  • アプリ開発で稼ぎたい方
  • 副業の選択肢を増やしたい方
  • アプリ開発で不労所得を考えている方
  • モバイルアプリの個人開発をしたい方

目次

前置き: アプリ開発の難しさとメリット

Tranquilpeak
僕自身プログラミング未経験からエンジニアになり、今は仕事をしながら個人でアプリ作りをしています。

ブログもYoutubeもなかなか参入しづらくなってきており、広告の種類を自分のタイミングで調整できるという利点から今も開発を続けています。

確かに個人でのアプリ開発は上記二つと比べ難易度ははるかに高いですが、技術資産、及び副収入の柱を増やすという意味で挑戦する価値はあると思います。

私が個人開発でアプリを作った際に苦労した内容については下記別記事にてまとめております。

【アプリ開発】個人開発での副業は98%が失敗する件

アプリ開発を副業にしようと考えている人向け。 なぜ失敗する可能性が高いのか、どうすれば成功できるのかについて本記事で解説します。

アプリの個人開発の始め方 : iOSとAndroidどちらを選ぶべき?

まずは自分がiOSのアプリを作りたいのか、もしくはAndroidのアプリを作りたいのかを決めましょう。

個人的におすすめはAndroidアプリです。

理由は初期投資額が少ないこと、及びAndroidの方が世界シェアが大きいからです。

※ちなみに実機を持っているかどうかは仮想端末で十分開発ができるのであまり関係ありません。

1-1 なぜAndroidが個人アプリ開発でおすすめなのか : 初期投資

初期投資とは一体なんのことかというと、作ったアプリを公開するにはストアへの登録が必要になります。

これがAndroidとiOSで手数料が下記の通り異なります。

ポイント

  • iOS : 年間$100(約10.531円)
  • android : 初回のみ$25(約2,632円)

個人アプリの開発では企業が開発する場合と比べ予算も少なく機能も少ない場合が多いです。

予算をかけれない分、利益を出せる可能性も低くなりがちです。

そのため、儲かるかも分からないアプリ開発に無駄に費用をかけないようにするのが継続のコツです。

1-2 なぜAndroidが個人アプリ開発でおすすめなのか : 世界シェア

Androidが個人開発に向いているもう一つの理由は世界シェアがAndroidの方が大きいからです。

下記がこれまでのAndroid, iOSの世界シェアをグラフにしたものです。

Source: StatCounter Global Stats - OS Market Share

2021年の数字を見ると、iOSの世界シェアが27.47%に対しAndroidは71.93%と約2.5倍ほど異なることが分かります。

シェアが大きい分、個人開発のアプリでも使ってもらえるチャンスが広がるのでAndroidの方が可能性が高いと思います。

挫折しないアプリの個人開発

私が個人開発でアプリを作る際の手順を順番に説明します。

ちなみに個人開発で一番の敵はモチベーションです。

開発に対するモチベーションを保つための3箇条を下記に記載します。

ポイント

  1. 最初はとにかく公開することを目標とする
  2. 複雑な処理や機能はなるべく省く
  3. 必ず開発スケジュールを作る

特に3については決めてから開発を始めないと経験上挫折する率が跳ね上がるので決めた方が良いです。

目安としては最大でも2ヶ月以内に公開することです。

それ以上はモチベーションが続かなくなる可能性が高まるからです。

挫折しないアプリの個人開発 : 要件定義

まずは作りたい機能を洗い出しましょう。

スプレッドシートに作りたい機能、画面を書き出します。

次に各機能に優先度をつけて、本当に公開するときに必要なものだけ分類します。

Tranquilpeak

ここでいうと、優先度高が公開までに必須の機能、優先度低が特に公開後にアップデートとするでも問題ないものといった感じです。

これをすることで開発全体に大体どれくらいかかりそうかの工数見積もりができます。

挫折しないアプリの個人開発 : 開発スケジュールの作成

作りたいものの機能の洗い出しができたら、次は開発スケジュールを作りましょう。

例えば「機能Aは2日で作って、機能Bは3日くらいかかるかなー」っていう感じで大丈夫です。

これをする理由は「モチベーション維持のため」です。

ゴールがないとモチベーションがなくなり継続が難しくなるので、ぜひ開発スケジュールも作ることをおすすめします。

またコツとしてはなるべくゴールを小さくすることです。

小さいゴールをたくさん設定しゴールできる数を増やすことで開発が進んでいることを実感しやすくできます。

挫折しないアプリの個人開発 : 技術検証・設計

ここでは自分の作りたい機能が本当に技術的に実現できるのか、またどのように自分の作りたい機能を作るかを調査します。

例えば「アニメーションは●●ライブラリを使ったらできそうだなー」みたいな感じです。

ここの時点で自分の作りたい機能は実現ができないとわかったら、開発項目から削ってしまっても大丈夫です。

挫折しないアプリの個人開発 : 実装

ここまでやってようやくコーディングを始めます。

通常の開発現場ではユニットテスト等行いますが、個人開発では必要に応じてで良いと思います。

挫折しないアプリの個人開発 : テスト&バグ修正

実装が終わったら次は正常に意図通りの挙動になっているかアプリのテストをしましょう。

なるべく多くのバグを見つけて改修を行うことでアプリの品質を高めることができます。

逆にここをしっかりやっておかないと、いざアプリを公開してユーザが使ってアプリが落ちてしまいアプリレビューが最悪なことにもなりかねません。

自分はそれでアプリレビューが星1.5とかになりました。笑

なので、テストをしっかり行いアプリが落ちるような致命的なバグがないか入念にチェックします。

挫折しないアプリの個人開発 : ストア掲載情報の準備

ようやくアプリが完成したら、最後にストア掲載情報に必要な準備をしましょう。

これはアプリのタイトルやアプリ概要、ストアに載せるイメージ写真など実は結構色々用意しなければいけません。

ここもASO(アプリ内検索最適化)に大きく関わるため、力を入れて用意する方が良いです。

ASOとはストアで検索上位に表示させるようにしてユーザに自分のアプリを見つけてもらいやすくすることを指します。

せっかくアプリを苦労して作っても、見つけてもらえなかったら意味がないのでここはむしろ開発よりも気合を入れた方が良いです。

ASOについて詳しくは別記事にて解説予定です。

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

僕のブログサイト「kzy.tech〜日本脱出のための教科書〜」どのようなサービスで作られているかが気になる方は以下別記事にてご説明していますので、ご覧いただけますと小躍りして喜びます💃

【コピペOK】HUGOでアフィリエイト用ブログサイトを作ろう

手間暇かけずにサクッとアフィリエイト用のブログサイトを作りたいという方向け。

ある程度自由にカスタマイズできる、かつコマンド一つで 記事の自動生成ができる静的サイトジェネレータ「HUGO」についてまとめました。

また、海外移住の 英語とプログラミングを習得することを推奨しています。
これは私の経験則から言えることですが、上記二つのスキルがあれば海外移住は絶対に実現できます

以下に僕が実際に使って効率よくプログラミング学習ができるおすすめサービスを載せます😌

速習!おすすめプログラミング勉強法【Udemy】

いくつかプログラミング学習サービスを利用しましたが、一番効率よく勉強できると感じたのはUdemyでした。

Udemyでは動画での説明や解説等もあり親切で、学習教材も豊富にあることから プログラミング初学者の方が短期間でエンジニアを目指したいのであれば、非常に良い教材だと思います。

ちなみに私は文系卒で社会人になってから独学でudemyを使ってプログラミングの勉強をして、実際にエンジニアとして採用されました

Udemyのコースは1つ1,000円ほどなので、ITの参考本を一冊(3,000円)を買うよりもUdemyのコースを購入する方が安い上により効率的にプログラミングを勉強できると思います。
世界最大級のオンライン学習サイトUdemy

また、別記事にてダナンでの生活やIT関連についても記事を書いていますのでクリックいただけると嬉しくて踊ります💃

【Udemy】未経験から始める格安プログラミング講座4選

未経験だけどプログラミングを学んでエンジニアになりたい、社会人だから時間もそれほど多く無いので効率よく勉強したい。 私もその内の一人でした。今回の記事で最短でエンジニアになるためのおすすめUdemy講座4選をご紹介したいと思います。

【IT資格は無意味】未経験エンジニアがIT資格の勉強をおすすめしない4つの理由とは?

プログラミングを勉強し始めてIT資格を取ろうか悩んでいる方向け。 プログラミング未経験の方が資格勉強をされることは僕の経験上おすすめしません。 なぜ資格の勉強がプログラミング学習において、エンジニアの就活においてNGかこの記事で解説します。

【個人開発】副業でアプリを作りたいならサーバーは契約しない方がいい理由

個人で副業のためにアプリ開発をしてみたいと考えている方向け。 iOS/Androidの個人アプリ開発の場合データのやりとりを行うため、サーバを契約する人が多いです。 しかし、考えなしにサーバを契約するのは非常に大きなデメリットがあるため、私はあまりオススメしません。 ではどの様にしてお金をかけずにアプリ作りができるか、なぜFirebaseを使うべきなのかこの記事で解説していきます。

【海外にもある!?】海外就活でブラック企業を回避する方法

海外での就活を考えている方向けの記事です。 ブラック企業は日本企業のイメージがありますが、そんなことはありません。 日本の就活とは違う点、また海外の就活で失敗しないために事前に知っておいた方が良い情報を本記事にてまとめていきます。

【ダナンの物価】ダナン在住者が伝える2020年ベトナム最新状況!

最近観光地として人気が高まっているダナンですが、近年物価の変動が大きくなっていっているように感じます。 2019年〜2020年でのダナンの物価はどのようなものなのか、ダナン在住者として現地の声をお届けできればと思います

【残業大国】日本の異常な労働環境をベトナムで働いてみて実感した件

日本ってやっぱり「働く」ことに関しては異常ですよ。 「お客様は神様」精神、残業を美徳とする文化、過労死という言葉を作り出してしまう労働環境。 今回は日本の異常な労働環境をベトナムの労働環境と比較しながら説明したいと思います😱

【海外移住】ベトナムに移住したら日本の8億倍住みやすかった件

海外移住を始めて2年ほどが経過しました、日本に住んでいた時と今ベトナムに移住してからとでどのように生活が変わったのかをこちらの記事にまとめていこうと思います。

【ダナンの家賃】日本相場の半額以下!?ベトナム家賃相場調査!

ベトナム・ダナンへ移住を考えている方向け。 海外移住をする上で家賃相場を事前に知っておくことは生活費がどれくらいかかるのか計算ができるので非常に重要です。 こちらの記事で家賃相場、賃貸契約の流れ、賃貸契約時のトラブルについて解説していきます。

【おすすめ】Udemy講座でAWS ソリューションアーキテクト アソシエイトを一発合格できた件

AWS ソリューションアーキテクトの勉強をしている方向け。
Udemyでのおすすめ講座、一発合格のための勉強方法から受験の手順まで本記事でまとめました。
認定試験の受験を考えている方には必見です。

【python】文字認識で画像からテキストを出力するやり方をわかりやすく【Tesseract&PyOCR】

こんにちはkzyです。 今回は文字認識ライブラリのPyOCRとTesseractを使って画像からテキストを抽出したいと思います。 環境構築含めpythonでの文字認識のやり方を簡潔に説明できればと思います。

【コピペOK】flutterのSizedBoxとExpandedの違いをわかりやすく

flutterでオブジェクトのサイズ調整の理解が曖昧な方向け。 flutterでアプリ開発を行う際に頻出する項目の一つのため、この記事でなるべくわかりやすく解説します。

【python】文字認識したテキストをエクセルに出力するやり方をわかりやすく【PyOCR + XlsxWriter】

こんにちはkzyです。 今回はPyOCRで文字認識したテキストをエクセルに出力する方法を解説します。 具体的にはXlsxWriterというライブラリを使用してPythonスクリプトからエクセル操作を行います。