仮想通過マイニングをMacBookで1週間ほどやってみました。
一体いくらくらい稼げるのか、1日何時間くらいマイニングをしていたのか含め本記事で説明します。
前置き:マイニング環境について#
下記が私のマイニング環境となります。
- マイニング通過:Etherium(イーサリアム)
- マイニング機材:MacBook M1チップ
- マイニングネット環境:Wifi 170Mbps
また私の場合マイニングプール(集団採掘)方式を選択したので、特にマイニング専用機材等も購入していません。
(利益が未確定のものにあまりお金をかけたくなかったためです。)
食事中や入浴中など自分がPCから離れる時にコツコツマイニングできたらいいなということで、マイニングプールを始めました。
マイニングって儲かるの?#
結論、専用機でソロマイニング(単独採掘)でないと全然儲かりません。
下記が私が1週間で稼いだEtheriumです。
0.00003イーサリアムです
円換算すると約8,27円です。
1日約2時間ほどマイニングを行っていましたが、時給換算すると1円未満になります。
なぜこれほどマイニングプールで儲かるのが難しいのか、解説します。
マイニングプールが儲からない理由その1 : 報酬のための承認がされない#
マイニングとはブロック(一定数の取引情報)を生成できた際に報酬として仮想通貨が得られる仕組みです。
ただし、この報酬はブロックを生成したとしても必ずしももらえるとは限りません。
この生成したブロックが承認されて初めて報酬が発生します。
集団採掘の場合、ブロック生成への貢献度によって承認されるかどうかが変わります。
マイニングプールの場合(私の場合)はほとんど承認されることがありませんでした。
これはおそらくPCの性能、ネット環境によって左右されますが私の場合は2時間に1,2件承認されるかどうかでした。
マイニングプールが儲からない理由その2 : 報酬が少なすぎる#
私がマイニングを行った際は1件承認されるごとに約0.00001ETH (約2.76円)が※見積もり報酬として渡されました。
自分の仮想通貨ウォレットにマイニングで稼いだ仮想通貨を移動させるには、最低でも0.1ETH(約27,789円)が必要のようです。
これは0.1ETH稼ぐためにはおよそ27年かかる計算になります。
※見積もり報酬(Estimated Earnings)とはハッシュレート(マイニングをする際の計算スピード)から算出される暫定的な報酬を指します。
このハッシュレートは直近24時間から計算されるので、時間が経つと変わります。
そのため、24時間が経つまでは本当にいくらマイニングで稼げたのか知ることができません。
マイニングプールが儲からない理由その3 : PCへの負担が大きい#
マイニングを行う際にはGPUを使って処理を行います。
そもそもマイニングは本来マイニング専用機を購入するくらい複雑な処理が求められます。
それを普段使いのPCで行うので、相当な負担がPCにかかります。
実際にMacbook M1チップを使ってマイニングをすると、ブラウザを開くのにも動きがカクツクくらい負担がかかります。